四畳半程度の広さの正方形のダイニングキッチンは意外とつかいにくものです。
ダイニングキッチンをすべてを使った広い台所にし、電子レンジや炊飯器のスペースもある大きな食器棚を造りました。

流し台の反対側の壁に、食器棚を取り付け、そのわきに冷蔵庫を置きます。冷蔵庫の上には吊戸棚を造り、その吊戸棚を支える壁は、文庫本専用の本棚にしました。
流し台と食器棚・冷蔵庫の間は、小柄な奥さんの体格に合わせて88センチとし、食器棚の裏に小さな納戸を設けました。小さいといっても、一畳分ほどの広さはあります。そこの片面に天井までの棚を設け、入り口には引き戸を取り付けました。
奥さんからは使いやすく、疲れない台所との評価をいただきました。納戸は、ふだんは使わないなべ類や食器、すぐには使わない食品の置き場として活用してもらっています。
昭和50年代のマンションは、四畳半程度の広さのダイニングキッチンが多いようですが、この住まいもまさに縦横ともに2.7メートルほどのダイニングキッチンでした。
長さ2.1メートルの流し台がついていて、そのわきに冷蔵庫置き場があり、残りのスペースに4人分のテーブルといすを置くとちょうどいいという想定だったのでしょうが、時代と共にそぐわなくなりました。
このマンションは田の字型の3LDKのマンションです。
このダイニングキッチンの奥には、本棚をたくさん造った書斎につながっています。
「居心地のよい住まい」の「台所(3) - 作業には狭い方がいい時も -」にも、Iさんのマンションリフォームを書きました。